隅田川花火大会に向けて汐入公園が気になっている人「花火大会当日の混雑具合や過去の込み具合を知りたい。。」
本記事の内容
- はじめに|隅田川花火大会をどこで見るか迷ったあなたへ
- 汐入公園を選んだ理由|混雑状況と他候補との比較
- 当日のアクセスと混雑状況|鐘ヶ淵駅からのルートは快適?
- 場所取りのタイミングとポイント|見やすさと遮蔽物に注意
- 汐入公園の設備情報|トイレ・出店・ゴミ事情を事前に把握
- 実際の観覧体験|スカイツリーと花火のコラボは見えた?
- 混雑回避のコツ|帰りのタイミングと歩き方で差が出る
- 汐入公園は「穴場」ではない?|SNSや公式発信から読み解く現実
- 花火大会の後こそマナーを大切に|ゴミは必ず持ち帰ろう
- まとめ|隅田川花火大会を近場で見える穴場はもはや存在しない
はじめに|隅田川花火大会をどこで見るか迷ったあなたへ
夏の風物詩・隅田川花火大会は、毎年数十万人が訪れる超人気イベントです。
そのため「どこで見れば混雑を避けて、しっかり花火を楽しめるの?」と
悩む方も多いのではないでしょうか。
私自身も、アクセスの良さや混雑状況、花火の見え方などを考えに考え抜き、
最終的に「汐入公園」からの観覧を選びました。
この記事では、2025年に実際に汐入公園から隅田川花火大会を観覧した体験談をもとに、
アクセス・場所取り・花火の見え方・混雑状況などをリアルにお伝えします。
これから花火大会の観覧場所を検討する方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
汐入公園を選んだ理由|混雑状況と他候補との比較
私が汐入公園を選んだ最大の理由は、以下です。
・観覧場所が会場周辺ほど混雑していない
・観覧場所周辺の駅が浅草付近ほど混雑していない
(南千住駅は混みそうだったので鐘ヶ淵駅を使用)
・事前に場所取りができる
・座りながら花火を見れる
・花火がしっかり見える
当日昼過ぎに第1会場・第2会場の浅草や蔵前周辺を歩いたところ、
まだ空いているようにも見えましたが、夕方以降の激しい人混みが容易に想像できました。
また、会場周辺では一部歩行者天国となり、時間によっては場所取りができます。
ただし、多くの場所では立ち止まりが禁止されており、
一方通行や立ち入り禁止区域もありつつ
歩きながら花火を見ないといけないため、そのようなストレスを避けたいと思いました。
さらに、対岸にある「東白鬚公園」も検討しましたが、ネット上で
「花火が木や建物に遮られてあまり綺麗に見えない」
といった情報が多数あったため、候補から外すことに。
その点、汐入公園は過去にSNSなどで「花火がよく見える」と評判で、
花火と東京スカイツリーを一緒に楽しめるスポットとしても注目されていました。
ただし注意点として、「汐入公園=穴場」という認識はもう過去の話。
近年は人気スポット化しており、2025年当日もかなりの人出がありました。
実際、汐入公園の公式X(旧Twitter)でも「穴場ではありません」と注意喚起がされていたほどです。
【隅田川花火大会を観覧される方へ】
汐入公園は決して穴場ではありません!今年は昨年以上の人出が予想されます。お出かけの方は無理のない計画をお立てください。皆様のご理解とご協力をお願い致します。 #隅田川花火大会 #穴場 #汐入公園 pic.twitter.com/BhtdYwE0s9— 都立汐入公園 (@ParksShioiri) July 18, 2025
当日のアクセスと混雑状況|鐘ヶ淵駅からのルートは快適?
私は花火打ち上げの2時間半前の16時半頃に
東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」に到着。
そこからコンビニよりつつ汐入公園へ17時頃到着。
駅からは徒歩約10分ほどの距離で、道もわかりやすく、
17時前の時点では人の流れはありつつも、激しい混雑はありませんでした。
タイミングによっては駅から公園までゆっくり歩ける時間帯もあり、
都内の花火大会としてはかなり快適なアクセスと言えます。
場所取りのタイミングとポイント|見やすさと遮蔽物に注意
汐入公園に到着した17時時点で、
水神大橋手前の河川敷エリアはまだ空きがあり、なんと場所取りも完了。
(※当日は快晴で最高気温が35度以上の猛暑日だったので
年によって混雑具合は異なる可能性があります)
この付近でもきれいに花火は見えますが、もっと会場に近い場所を希望する場合、
もう少し早めに現地入りしてよい場所を確保しておいたほうがよいでしょう。
花火とスカイツリーを綺麗に一緒に写真に収めたい方は注意が必要です。
より会場に近い位置や人気の撮影ポイント
(高層建物や木々とスカイツリーが重ならない場所)は、
2時間前でもすでにかなり埋まっていました。
また、汐入公園内でも「見えない場所」が意外と多いのが落とし穴。
例えば、公園内の一部施設や植栽、木の位置によっては、
座った場所から花火がほとんど見えないケースも。
実際、花火開始後に「あまり見えない」と感じたのか、
座っていた場所から移動している人たちも多数見かけました。
もう1つの注意点は「立ち止まり禁止エリア」の存在です。
河川敷手前の通路や、水神大橋の手前側歩道は立ち止まり
禁止エリアに指定されていて、警察官がが声がけをしていました。
一方で、橋の反対側(下り車線側)には立ち止まって
観覧している人もいましたが、橋の鉄骨が視界に入りやすく、
花火の見え方にはやや影響があるようでした。
場所取りや花火を見る際の注意点として
芝生に長時間座っていると
お尻がめちゃくちゃ痛くてかなり辛かったので
座布団があれば持参することをお勧めします。
■花火の場所取りの際の注意点
・建物や木々で花火が見えない場所があるので注意
・高層の建物で東京スカイツリーが隠れてしまう場所があるので注意
・第1会場と第2会場の両方の花火が見える場所だとより理想かも
(自分の場所だと第1会場しか見えませんでしたがそれでも綺麗だったので満足)
・通路付近は歩行者で花火が見えない可能性もあるので注意
汐入公園の設備情報|トイレ・出店・ゴミ事情を事前に把握
観覧場所を選ぶ際に意外と見落とされがちなのが、公園内の設備情報です。
汐入公園には、花火大会当日に仮設トイレが複数設置されていました。
打ち上げ開始の30分ほど前に男子トイレにいきましたが、
その時はそこまで並ばずにトイレを使用できました。
女性トイレは数十人の列はできていたので、早めに済ませておくのがおすすめです。
また、簡易的ではありますが出店(屋台)も数店舗ありました。
一方で、公園内にはゴミ箱が設置されていないようで、
当日公園内で「ゴミは各自持ち帰り」との呼びかけがされています。
ピクニック用のレジャーシートと一緒に、ゴミ袋も持参すると安心です。
実際の観覧体験|スカイツリーと花火のコラボは見えた?
打ち上げ開始後、実際に見えた花火の様子はというと…
「想像以上に綺麗だった」というのが率直な感想です。
ちゃんとした場所なら視界を遮る高層ビルなども少なく、
大輪の花火が夜空にしっかり映えていました。
(ただし、自分の場所からは建物の関係で
第2会場の花火は見えず第1会場の花火のみが見えました)
ただし、会場至近で見るような**「真上に降り注ぐような迫力」はありません**。
その点を求める人には少し物足りなさを感じるかもしれませんが、
「落ち着いてゆっくり花火を楽しみたい」派には十分満足できるロケーションです。
東京スカイツリーと花火のコラボレーションも、場所さえ選べばしっかり見えます。
ただし、少しでも建物が被るとスカイツリーのライトアップが
隠れてしまうので、写真を撮りたい人は事前の下見をしておくとベストです。
写真のため少し小さめに花火が見えますが実際はこれよりも大きく見えました
混雑回避のコツ|帰りのタイミングと歩き方で差が出る
最大の混雑は花火終了後に訪れます。
今回はフィナーレの10分前(20:20頃)に会場を離れ、
水神大橋を歩きながら花火を見ました。
※花火を観覧している人がいるので
できるだけ邪魔にならないように片付け+移動を心がけました。
この時間帯であれば、会場をあとにする人はまだ少なく、
橋の上から花火のフィナーレを楽しむことができました。
※ただし、柵や鉄骨で写真撮影には不向きかもしれないです。
歩く速度を少し遅めにして、余韻を楽しみながら移動すれば、
鐘ヶ淵駅までほとんど混雑に巻き込まれることなくスムーズに移動できますし、
電車にも座って乗ることができました。
※ただし、帰宅方向によっては南千住駅などから人が多く乗り込んできます。
■私の当日スケジュール
16:30 鐘ヶ淵駅到着
16:30-16:45 駅でトイレや駅周辺のコンビニで買い物など
17:00 汐入公園到着
19:00 隅田川花火大会開始(第1会場)
20:15 終了前に片付け開始+移動(人の邪魔にならないように)
20:30 隅田川花火大会終了(橋の上でフィナーレ)+移動
20:40 鐘ヶ淵駅到着
多くの人が「最後まで見てから一斉に帰る」行動を取るため、
少し早めに動くだけで混雑を大幅に避けることが可能です。
汐入公園は「穴場」ではない?|SNSや公式発信から読み解く現実
一昔前までは「汐入公園は隅田川花火大会の穴場」
として紹介されることが多くありましたが、近年は状況が一変しています。
SNSや口コミでその良さが広まった結果、
2025年現在は**「人気スポットのひとつ」**という位置づけが正確です。
実際、当日には汐入公園の公式X(旧Twitter)でも
「穴場ではないのでご注意ください」と明記されていました。
それでも、会場直近の激しい混雑とは違い、
比較的余裕を持って場所取りができたり、
落ち着いた雰囲気で花火を楽しめる点は今も健在です。
花火大会の後こそマナーを大切に|ゴミは必ず持ち帰ろう
花火大会の余韻に浸りながら帰路につく時間。
その裏で、毎年大きな問題になっているのが
「ゴミの放置」と「レジャーシートの放置」です。
過去の隅田川花火大会でも、翌朝のSNS上には「ゴミだらけの公園」や
「レジャーシートがそのまま放置されている」といった報告が相次ぎました。
せっかく美しい夜空を彩るイベントでも、その後のマナー違反によって
地域の印象を損ねてしまうのは、とても残念なことです。
汐入公園にも出店付近は確認していませんが、公設のゴミ箱は見当たりませんでした。
これは「ゴミは各自で持ち帰る」という前提の運営方針によるものであり、
公園を訪れる一人ひとりの協力が求められています。
私自身も、使用したレジャーシートや食べ物の包装などを
袋にまとめ、持ち帰りました。
それだけのことで「来年もまたこの場所で花火を見たい」と思える、
気持ちの良い時間が続いていくと感じています。
イベントを楽しむだけでなく、
その場を美しく保つことも参加者としての大切な役割です。
来年以降も花火大会が気持ちよく開催され続けるよう、
ぜひゴミの持ち帰りにご協力をお願いします。
まとめ|隅田川花火大会を近場で見える穴場はもはや存在しない
今回の体験を通じて感じたのは、
「隅田川花火大会に“穴場”はないけれど、
選び方次第で快適に楽しむことはできる」ということです。
汐入公園は、
・混雑をある程度回避しながら花火を見たい人
・スカイツリーと花火の共演を写真に収めたい人
・迫力は落ちるが会場周辺よりも落ち着いた環境で観覧したい人
にとって非常にバランスの良い選択肢です。
最高気温35度を超える猛暑日でも、広々とした公園内で
風を感じながら花火を見られるのは、都会の花火大会では貴重な体験です。
ただし、汐入公園も警察官も数多く出動し
会場ほどではないですが、かなり人も多かったので
「隅田川花火大会を近場で見える穴場はもはや存在しない」
というのが素直な感想です。
今年93万人が訪れた隅田川花火大会。
その中でも、自分らしい楽しみ方を選ぶことが何より大切だと感じました。