本記事の内容
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遺伝子検査って本当に意味あるの?と思っていた私が試してみた 
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遺伝子博士とは?自宅でできる肥満遺伝子検査キット 
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実際に届いたキットの内容 
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結果が出るまでの期間と確認方法 
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測定結果|私の遺伝子タイプは「全身ぷよぷよクマ」 
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結果からわかった私に合う間食・対策法 
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実際に使って感じた正直な感想 
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もう少し工夫してほしいと感じた点 
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口コミや評判との違い 
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遺伝子博士を使ってわかったメリットとデメリット 
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向いている人・向いていない人 
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まとめ:遺伝子博士は“自分を知る入口”として価値がある 
遺伝子検査って本当に意味あるの?と思っていた私が試してみた
最近SNSや口コミで話題の「ダイエット遺伝子検査キット・遺伝子博士」。自宅で簡単に「一生変わらない自分の体質」や自分の肥満リスクや代謝タイプがわかるということで、以前から気になっていました。
ただ、正直なところ「そんな簡単に体質がわかるの?」と半信半疑でした。そこで今回、思い切って実際に遺伝子博士の肥満遺伝子検査キットを購入し、自分の遺伝子タイプを調べてみました。
遺伝子検査を初めて受けたこともあって大変楽しみにしていたのですが、結論から言うと「病院にいかずとも完結する手軽さ」はあるものの「情報量がやや少ない」「アドバイスが一般的すぎる」など、正直気になった点も多かったです。
この記事では、私が実際に遺伝子博士を試してみてわかったキットの内容・検査の流れ・測定結果・率直な感想を詳しく紹介します。

遺伝子博士とは?自宅でできる肥満遺伝子検査キット
まず簡単に「遺伝子博士」について紹介します。遺伝子博士は、自宅でできる遺伝子検査キットです。口の中の粘膜を綿棒で採取し、専用の封筒で返送するだけで、自分の「肥満のなりやすさ」「糖や脂質の代謝タイプ」などを分析してくれます。
検査対象となるのは、主に肥満に関係する遺伝子。これらを解析することで、自分がどの栄養素で太りやすいか、どんなダイエット方法が合っているかを判定してくれます。
また、結果は紙で届くのではなく、専用サイトにアクセスして確認する形式です。アプリを登録しなくてもブラウザ上で結果が見られる点は、個人的に手軽でよかったと感じました。
自分が商品を確認した時の通常価格は4,980円でしたが、Amazonセール期間中に購入したため、3,735円で購入することができました。ちなみに同じ販売元から「遺伝子博士 ダイエット+エイジングケアセット」(10,980円)という商品も販売されており、33パターンに細分化された検査結果を確認できるようです。
実際に届いたキットの内容
注文後、数日でポストに小さめの箱が届きました。パッケージはシンプルで、いかにも「検査キット」という清潔感のあるデザインです。
中には以下のものが入っていました。
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検体採取用の綿棒(1本) 
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返送用封筒(料金不要) 
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同意書兼申込書 
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検査の流れが書かれた説明書 
採取方法は非常に簡単で、朝食前に口を軽くゆすいだあと、ほほの内側を綿棒でこするだけ。その後、返送封筒に入れるだけなので、病院での採血や来院が必要なく、自宅で完結できる点が便利でした。
箱に検査IDとパスワードが記載されているので注意が必要です。また、使用期限の記載もあり、自分が購入した際の使用期限は約7か月ほどでした。

結果が出るまでの期間と確認方法
返送してから約12日後、登録メール宛に「検査結果が出ました」と通知が届きました。専用ページにアクセスし、検査番号を入力すると、自分の肥満遺伝子のタイプが表示されます。
私はてっきり、祖先のルーツのような情報も含まれているのかと思っていたのですが、実際には「肥満・代謝・体質」に関する情報のみで、祖先のDNA系統などの情報は含まれていませんでした。
また、結果確認ページでは、体質に応じた「おすすめ対策」や「サプリ紹介」などの広告が表示されるのも特徴です。ダイエット関連の情報が並ぶので、参考にはなる反面、少し宣伝色が強い印象も受けました。
測定結果|私の遺伝子タイプは「全身ぷよぷよクマ」
ここからが本題です。私の肥満遺伝子の測定結果は、なんと「全身ぷよぷよクマタイプ」でした。
このタイプは、糖と脂質の代謝がやや低く、全身に脂肪がつきやすい体質とのこと。検査結果の詳細は以下の通りです。
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現在のタイプ:全身ぷよぷよクマ 
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目指すタイプ:食事量を抑えてこつこつ燃焼イルカ 
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糖代謝リスク:やや高い 
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タンパク質リスク:標準 
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脂質代謝リスク:やや高い 
さらに分析結果では、
「下半身・お腹まわり・全身に脂肪がつきやすい傾向がある」
「血糖値が下がるとイライラしやすい」
「血糖値の増減に敏感な遺伝的体質」
というコメントもありました。
また、遺伝的に「痩せやすいけれどリバウンドしやすい体質」であることも判明。つまり、短期間の食事制限では効果が出ても、その後に体重が戻りやすいタイプということです。
ただし、自分の場合は、糖と脂質の代謝リスク両方が高かったので、かなりダイエットが難しいのではと感じてしまいました。動物のクマやイルカといった例えも詳しい説明がなく、あまりよくわからなったです。
結果からわかった私に合う間食・対策法
結果画面では、体質に合った「おすすめの間食」や「栄養バランスの取り方」も表示されていました。私の場合、血糖値の上下に敏感なタイプということで、間食には以下のような食品が推奨されていました。
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豆腐 
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ヨーグルト 
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カカオ75%以上のダークチョコレート 
これらは血糖値を安定させやすく、急な空腹やイライラを抑えやすいそうです。これらの食品は確かに間食としては良い食材だとは感じました。
自分の体質を「見える化」できたのは大きな収穫
ここまでが、遺伝子博士を実際に試してわかった「検査の流れ」と「測定結果」です。
・遺伝子博士は、自分の「太りやすさ」や「代謝の特徴」を知る参考になる。
・理由としては、具体的な遺伝的リスク(糖・脂質・タンパク質の代謝)や、体質に合った食事アドバイスを客観的に確認できたため。
・例えば、私は「全身ぷよぷよクマタイプ」と診断され、血糖値の変動に弱い体質だと判明。
豆腐やヨーグルトなどの間食を取り入れるようにおすすめされた。
・これまで感覚的に行っていたダイエットを、科学的根拠に基づいて見直すきっかけになった。
実際に使って感じた正直な感想
結果を確認して最初に感じたのは、「思ったより情報量が少ない」という点でした。検査結果自体はシンプルで見やすいのですが、分析内容がコンパクトにまとめられており、健康診断のような詳細な数値比較やグラフなどはありません。
アドバイスの内容も「バランスの取れた食事を意識しましょう」「適度な運動を続けましょう」といった一般的な内容が中心で、遺伝子タイプごとの具体的な生活改善プランまでは踏み込んでいない印象です。
それでも、自分の「糖代謝リスク」や「脂質代謝リスク」がどの程度なのかを知れたことはよかったかと思います。特に「血糖値が下がるとイライラしやすい」という指摘には思い当たる節があり、ダイエット中に感じていた“謎のストレス”の正体が、遺伝的な体質によるものだと知って少し安心しました。
ただし、糖質や脂質を摂るとなんとなく太りやすいということは日頃から感じていたので、個人的には意外性や新たな発見はあまりなかったです。
もう少し工夫してほしいと感じた点
結果の見せ方については改善の余地があると思いました。アドバイスが文章で長く記載されているため、項目ごとの結果がパッと見で把握しづらく、健康診断のように一覧表でまとめて表示してくれたほうが、より直感的に理解できると感じました。
また、「現在のタイプ」と「目指すタイプ」に動物のイラストが使われているのですが、たとえば「全身ぷよぷよクマ」や「こつこつ燃焼イルカ」といったネーミングが少し抽象的で、それぞれがどのような体質を意味しているのかが直感的に伝わりにくい印象もありました。
さらに、結果ページ内には「おすすめサプリ」や「関連商品の広告」も表示されます。遺伝子検査をもとにした提案としては理解できますが、もう少し純粋にデータに集中できる構成にしてくれたら、より信頼感が増すと思いました。
口コミや評判との違い
購入前にネットで「遺伝子博士 口コミ」を調べたとき、多くのレビューでは「手軽で面白い」「結果がわかりやすい」といった好意的な意見が目立ちました。実際に使ってみて確かに簡単さは魅力です。採取は1分もかからず、返送もポスト投函で完了するため、忙しい人でも負担なく取り組めます。
一方で、口コミには「結果がざっくりしている」「もう少し詳しい分析が欲しい」という声もありましたが、その点は自分も同じ意見です。遺伝子博士は“体質の方向性を知る”には最適ですが、専門的なカウンセリングや個別の食事指導までは提供していません。
そのため、ダイエット方法をすぐに変えたいというよりも、「自分はどんなタイプなのか」「太りやすさの原因を把握したい」という人に向いていると感じました。
遺伝子博士を使ってわかったメリットとデメリット
メリット
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自宅で簡単に検査でき、返送もポスト投函で完結する 
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採取方法がシンプルで痛みもなく手軽 
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自分の代謝タイプや太りやすい要因を客観的に把握できる 
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アプリ登録が不要で、専用サイトからすぐに結果が見られる 
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間食や食事の選び方の参考になるアドバイスがついている 
デメリット
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結果が簡潔で、専門的な数値分析までは確認できない 
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動物タイプの表現が少しわかりにくい 
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アドバイスが一般的で、パーソナル性はやや弱い 
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結果ページにサプリなどの広告が表示される 
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祖先やルーツに関する情報は含まれていない 
向いている人・向いていない人
遺伝子博士を実際に試して感じたのは、この検査は**「自分の体質をざっくり知りたい人」にはとても向いている**ということです。特に、これまで「食事制限しても痩せにくい」「運動しても効果が出づらい」と感じていた人にとって、遺伝的な傾向を知ることは、今後のダイエット方針を立てるうえでの大きなヒントになります。
逆に、医療レベルの詳細な検査や、専門家のカウンセリングを求める人にはやや物足りないかもしれません。「データを活用して自分で改善策を考えたい人」には向いていますが、「完全なサポートを受けたい人」には別のサービスのほうが合っているでしょう。

まとめ:遺伝子博士は“自分を知る入口”として価値がある
遺伝子博士を試してみて感じたのは、このキットは「ダイエットの答え」を教えてくれるものではなく、「自分の体質を理解するための出発点」として活用するのが正解だということです。
たしかに結果の情報量は少なめで、アドバイスも一般的です。しかし、自分の代謝の弱点を把握できたことで、これまで感覚的だったダイエットが、科学的な根拠をもって続けられるようになりました。
「自分に合った方法がわからない」「何度もリバウンドしてしまう」そんな悩みを持つ人には、参考程度に試してみてもよいかもしれません。
検査そのものは10分もかからず、自宅で完結します。結果をどう活かすかは自分次第ですが、少なくとも「太りやすさの理由」を明確にできたことは、大きな一歩でした。
個人的には、どうせ遺伝子検査なんて、あまり検査する機会もないので、より値段が高く33パターンに細分化された検査結果を確認できる「遺伝子博士 ダイエット+エイジングケアセット」(10,980円)を試してみるのもありだったかなと思っています。。(今回は値段でケチってしまいましたが。。)

